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NY EVENT
自分を見つめ直す?!ボード・パッケージの準備。
2005/11/01 UP (購入タイムライン Step 9: ボードからの承認)

Bedford Stuyvesant / ベッドフォード・スタイヴェサント   舞台はニューヨーク、またはニューヨークそのものがテーマ、という映画は驚くほど多い。誰でも好きな映画リストの中に何本かニューヨーク系のものがあるのでは。私なら子供の頃にみた『キングコング』。何故かいまでも彼の登ったエンパイア・ステイト・ビルディングを見上げると、「でっ、どれくらいの大きさだったんだろう、キングコングは?」と真剣に見上げてしまう。レキシントン・アベニューの51丁目辺りに行けば、マリリン・モンローの霊が下りてきて、知らず知らずと地下鉄の排気口の上に立たされている。なんてことがあります。

 考え方や生活スタイルはコテコテの日本人なのに、何故か日本映画より深く感情移入してしまうニューヨーク映画。住んだ事もないのに昔の古い街並みがなんか懐かしいと思ったり。初めて訪れたニューヨークなのになんだかずっと住んでいるような気分になったり・・・。ニューヨークとはそんな不思議な魅力がある街ですよね。そして映画の中のストーリーのように、自分もいつかニューヨークで恋がしたい!仕事を持ちたい!素敵なアパートに住みたい!成功するぞ!という思いを胸にこの街へやってきた人も多いのではないでしょうか。

 さて、NYへやってきて、まだドラマチックな恋もしてないし仕事もボチボチというところだけど、というみなさんの中には、でも素敵なアパートは手に入れました!という人は多いのでは。それは何故でしょう??それはアパート購入に関しては本人の強い意思次第でかなり現実味が増す人生のイベントだからです。 白馬の王子さまに助けにきてもらう必要もなければ、わがままなボスと毎日顔を合わす必要もなし。アパートを買いたいという強い意志と数々の障害に負けないねばり強ささえあれば大丈夫。映画のサクセスストーリーのようにはいかないけれど、不動産購入を決めてからほぼ最終段階の「ボード・インタビューの結果待ち」までたどり着いたみなさんは、きっとここに行き着くまでにNYならではのドラマの主人公気分を味わえたのではないでしょうか?(良くも、悪くも・・・)

 物件探しから始まって、不動産ブローカーとの交渉、住宅ローンの申請、そしてコープのボードとのインタビュー。審査にパスし無事に鍵を手にするまでの道のりは、まさに障害物競走。さまざまな障害が待ち受けていますが、それを乗り越え不動産購入というこれまでの人生で一番大きな買い物を体験した後は、映画の主人公のように一回りも二回りも成長し大きな自信と動かぬ財産を手にしている、というのもなかなか悪いストーリーではないですよね。

 ボード・インタビューも終わると不動産購入ステップもほぼ最終段階になりますが、ここで最後の試練は「待つ」という事です。大した作業ではないのに、この段階のコープのボードからの「結果を待つ」というのは、私自身不動産ブローカーとして何度経験しても、どう大目に見過ごそうとしても、毎度私の脳には悪いアドレナリンばかりが活性してしまう気がします。特に私みたいに気が短く、常に何かして少しずつでも前に進んでいたい人間にとっては、「無」の24 時間、またはそれ以上の時間を過ごさなくてはならない事ほど辛い事はありません。「なんかさせろ〜!」「こらぁ〜!」と大声で怒鳴って、存在感をアピールしたくなるものです(なりませんかぁ?)。そんな私にとっては、「待つ」ということは、殆ど死の宣告に近いといっても過言ではありません(うそ?ちょっと言い過ぎかぁ?)。ちなみに、こういう時の私のメディテーションのテーマソングは『あみん』の、「私まぁ〜つぅ〜わっ、いつまでもまぁ〜つぅ〜わっ!」。優しく、ぼ〜っとはもっているあのメロディーを何度も頭の中でプレイします。すると!ちょっとだけなら待ってみましょうか、という気分に少しはなれるから不思議です(っていうか、20 代の人はその曲知らない?)。

 あまりみなさんに過剰に期待をさせるような事は伝えたくないのですが、ボードのインタビューまでして、「残念でした」という話は、実はあまり例がありません。確率でいうと90% の人がパスする感覚です。何故ならば、少しでもリスクのある購入者に対しては、ボード・パッケージを提出し、マネジメント・エージェントがリビューした時点で、疑問に思う事や、何かしら質問したいことに関しては追加資料の請求があるからです。そこで疑問に思われた項目に関しては修正、または追加をして、その後でどうにかインタビューにこぎつけるわけです。

 しかし、私は最後の最後まで気を抜く事はありません。なんだかそう言うと、すっごく仕事熱心で頼れるブローカーだと思われると思うのですが(誰も思ってないって?)、そうではなくて、この仕事をしていると、いつ誰にド肝を抜かれるような目に会わされても不思議はないからなのです。なので全ての作業に関して適度の緊張感と燃えるような闘争心を抱いて対応していくのが、実は私のような仕事をしている人間にとっては最もストレスフリーでいられる状態を作りだしてくれます。まあ不動産ブローカーの告白はこれぐらいにして、この不動産購入というドラマはまさに購入者が主役です。途中で自分でテーマソングなどを取り入れつつ、がんばってハッピーエンドのドラマを創って欲しいと常に思ってます。

 さて、肝心の結果のお知らせ方法ですが、これがまた、それぞれの物件、ビルディングによって異なります。次の日にマネージメント・エージェントから電話があり、「パスしたから、その旨を弁護士に伝えてくださいね」と言われる場合や、インタビュー終了後に「いついつどこに電話をして結果を聞いてね」と言われたり、「結果はあなたのエージェントに連絡する」と言われる場合もあります。いざ電話で OK らしき事を言われても、まだ油断しないように気を付けてください。嬉しいお知らせをもらってかなり顔はにやけてしまうとは思いますが、ここは一時的に顔をこわばらせボードメンバーに「 Recognition Agreement (または Aztec Form )」にサインをしてもらうことを忘れないように。住宅ローンを申し込み、最終的に金利は何パーセントで、期間はどれくらい、ローン金額等の条件が決定しローンがアプルーブされた際に、銀行から「 Commitment Letter 」というのが送られてきます。これはローンの承認に関する銀行からのレターですが、それと一緒に Recognition Agreement というのが 3 通( 3 通同じコピー)付いてきます。ボードの審査にパスしたら、ボードメンバーにこの書類にサインをしてもらい銀行に提出します。これは少ない確率ですが、ローンが組めたのはいいがボードの承諾を得る事ができなかったという事態をさけるために、最終的にローンの契約を交わす前に、ボードの審査をパスし入居の承諾を得たということを証明するためのものです。この Recognition Agreement を銀行に提出してはじめて住宅ローンの契約が成り立ちます。

 ボード・インタビュー OK 。住宅ローン OK 。とくれば、後はもうクロージングと呼ばれる購入者と売却者の間の契約を残すのみです。

文/写真/情報提供 keiko Matsumura
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09 ベッドフォード・スタイヴェサント
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09 マリさんの場合
About her:
年収: $50,000
職業: 建築業
About his new home:
When: 2004年1月購入
Where: ベッドフォード・スタイヴェサント
Type: コンド
Room: Studio
How huch? $125,000
Maint
enance:
$180/mo
Love: 駅に近くマンハッタンまで15分くらいでいけてしまう便利なロケーション。 生活するための物価もマンハッタンや他のブルックリンに比べてかなり安い気が・・・
Wish: 最初はとりあえずのつもりで1人で暮らすのに十分な大きさのアパートを購入したつもりだったけど、・・・
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