|
人生黒字化計画を立てて、不動産を購入してみようなんて思ったのはいいけど、世の中そうそういつまでもヘラヘラ笑ってばかりでは成功する訳ない。と頭ではわかっているつもりだけど、それにしてもニューヨークのコープ所有形態って本当に面倒くさくって眉間に寄った皺が取れないよっ(あっ、目の下のクマもね)もうすでにコープを購入した人は「そう、そう、苦しめぇ〜、ケッ、ケッ!」なんて仁王顔であなたを見ているかもしれないけど、「ハイっ!わかりました、お許しください。あなたの言うとおりにします」みたいな素直な心で対応すれば、あまりストレスに感じる事もないかも。。。と思います。大抵の場合、コープのボード役員というのは、暇な年寄りばかりで、重箱の隅を箸でつつくという表現がまさにぴったりの役割の人ばかりです。何でそんな事まで知りたいの?とあまり対抗せずに、「ハイ、ハイ、お代官様。あなた様のお陰で私は生かされてます」くらいの気持ちでいれば、全てはOK
!とにかく、ここの段階でのキーポイントは「素直」な心で対応するというのに限るでしょう。そう、「当たる神にたたりなし」くれぐれも覚えておいでください。
あまりにも、私がボードの審査がいかに厳しくって面倒だって事ばかりいうもんだから、購入を考えてる人は「あ~
、私にはとでもじゃないけど達成できるような作業じゃないわっ。だから、私は怠け者で意気地なしだって。。。」と思う人も多いかもしれませんが、答えはNo
です。一番大切なことは買いたいという気持ちで、あとは素直になる事です(あっ、まあ出来るだけ素直にしましょう、何故ならあまり無理も禁物なので)。もしかすると途中で「なめてんかぁ〜い!」(何故かこういう時は関西弁?)と思うような事があるかもしれないけど、その時のストレスを最初に少しだけ緩和できるようにちょっとだけ大げさに言っているだけです。(本当よぉ)ほら、言っちゃ悪いけどたまに自分よりもちょっと災難に会ってる人をみると、あ〜自分はマシな状況だからがんばっちゃうもんね!ってあまりにもその頑張れる動機が不純だとしても力がでる時ってありません?だから、このボードのインタビューに向けてあれこれやってる時ってなんだか自分だけこの世のターゲットにされて、すべての恥をさらけだしてるような気分に少なくとも一日はひたるものですが、実はみんなそんな思いを通り抜けて「黒字化」の路線をたどっているという事です。
パッケージをマネジメントカンパニーに提出して、あとはインタビューの日を待つだけ。マネジメントエージェントはパッケージに目を通して、不足の資料が無いかの確認をします。ここで、不思議に思う事や、不足ドキュメントがあれば購入者に連絡してくれるところもありますが、意地悪なところは「ざんねぇ〜ん!」(波田陽区のトーンでいってください)で、ジ・エンドになる事もあります。以前に、お客様でパッケージを提出してジ・エンドになった人がいました。彼はジャズ・ミュージシャンでとてもアメリカ人のミュージシャンとは思えないような(私の独断ですが)、お人良しでおとなしい(話し声もとってもひそひそ)人がいました。彼は借金をするのが大嫌いらしく(何故なら収入が不安定だから)何度か不動産売買してフンころがしのように資産をこつこつと増やしていき、キャッシュでアパートを購入する予定でした。大きな楽器をマンハッタンまでサブウェイで運ぶので、アパート購入のポイントは駅に近い事でした。彼にびったりの条件のアパートがみつかりしかも現金で購入、なんてこんなに堂々と胸を張ってインタビューに通ると思われる人はいない。。。と、おもいきや。パッケージを提出したらなんと却下!理由を聞いても最初のうちは駄目、駄目と言うだけで何も言ってくれなかったのですが、あまりの私のしつこさに負けてそのうちエージェントが話してくれたのは、まず彼がミュージシャンだった事。彼がミュージシャン=家で楽器の練習=煩い=迷惑。そういうわけで彼が他の住人に迷惑をかける可能性があるということと、収入が不安定。その後、彼がいかに穏やかな人で、しかも彼のCD
までプレゼントしたのですが(静かな音楽というのを知ってもらいたかったから)、一度、駄目といった頑固親父は二度と頭を縦に振る事はありませんでした。それから彼はどうなったかというと、気を取り直して同じラインの次の駅に検索を変えたところ、駅に近くしかも同じ条件で30%
以上価格も安いものを購入する事ができたのです。結局こういうことだったのね。。。でっ、納得。最初に伝えた通り常に穏やかな彼は一度も取り乱す事なく、私以上に全てを冷静に受け止めてくれたので女神が微笑んだのかと。。。思います。勿論、パッケージを却下された日には私は取り乱して、こらぁ〜!と怒りまくり攻撃するばかりでした。(すみません、オフィスでいつも取り乱してます)こういう事を何度か経験していて思うのですが、心をあまり取り乱さないで冷静に物事を受け止めると何故か結果往来(All
Right!! )になるように人生ってなってるのかも。
パッケージも良し!となればマネジメント・エージェントからインタビューの日程と場所が伝えられます。一般的にはウィーク・デーの夜になります。インタビューの日は会社のインタビューくらいの気持ちで望んでください。なので、服装もまるで日本の会社で新卒者が金融系の面接に行くくらいの気持ちで望んでいて間違いはないかと思います。大げさなくらいに準備していて困ることはないので。。。一度、日本人のお客さんで私が通訳としてインタビューに引率した事があります。彼は英語があまり得意でないだけではなく、心の底からアーティスト系なので、いくらこのインタビューというビジネスが大切かを伝えても適当にしか考えてないく(常にそういう様子)。得意でない英語でしかもとてもお茶目にペラペラと話すので(実は日本語でもいろいろと身の上を話してくれました)ペーパー上はいくらでも見た目のいいものを作れても、いざインタビューにいっていつもの調子でペラペラと身の上を話したりされたらとてもじゃないけどパスしないんじゃないかという心配が常に頭の片隅にありました。
彼もインタビューではどんな事と聞かれるのか?全然英語がわからなくって黙ってしまうかもしれないということと朝から晩まで心配していたので、事情を説明して通訳として私が行くという了解を得ました。何度も練習をして、ポイントは全てのことは私が返事をするからニコニコ顔で横にいてくれればいいというのを何度もスターバックスでシチュエーションを変えながら練習しました。ところがっ!!!いざ、インタビューにいくと聞かれたことに全て自分で答え始め、私が横でにらんでいるのにも気が付かないらしく、いつもの身の上話を始めました。じっと電波を送ってるのに気付いてない。しかも、聞いてもいないのに株でいかに損をしたかとか、収入のない月もあるんですよぉ〜、なんせアーティストだからねぇ〜。みたいな事まで言いだして、もう目が点になり気絶寸前でした。インタビューが終り外にでても彼は興奮冷めやらず、私に「もう、途中で何いっていいのかわからなくなっちゃった」(客) ・・・。「誰もきいてねぇ〜よ」(私)くらいの事を言いたかったけど、彼にはすでに聞く耳というのが無い状態でした。どんよりと落ち込んでいたところ、次の日、パスしたとの連絡!へぇええ〜〜〜!!正直いって諦めてたとこなんですよ〜。もうしゃべりまくってたし余計な事もいってたからもう駄目かと。すると、昨日インタビューにいたメンバーは彼が何を言っているのか全然わからなかったけど、とってもチャーミングだから歓迎よ!との事。そっか、その手もあったのか。。。。英語はわからないけどしゃべりまくって相手を動転させるというテク。でも、このテクはとてもじゃないけど簡単に身に付くようなものではないので、良い子のみなさんは真似をしないでね!こんな事もあるんだよという事で。
普通のインタビューではだいたい、提出したパッケージを見ながら、「ペットはいるか」、「仕事は何をしてるか」といったことを聞いてきます。「趣味は?」みたいなそんなに意地悪な質問はありません。あとは最近良くある質問に、「リサイクルを理解してるか」があります。あまり深く考えないでイエスといえば、「じゃ〜、卵が入ってる入れ物はリサイクルするのか?」とかそんな事は聞いてこないと思いますので、ご心配なく。
インタビューは30 分くらいが一般的です。パスしたかどうかをその場で伝えてくれるところもありますが(あまりないけど、稀に)大抵は次の日または2~3
日中という感じです。合格が確定するまではあまりの緊張にインタビューの事はちょっと触れられたくない気分になります。
あ〜、自分の自由になる空間を持てるなんてなんてなんて贅沢なんだろう。家を持つということは「自立」という強い自覚を与えてくれる。インタビューを終えてほっとするといつもみんなが「自立」してる人に見えてくるから不思議です。 |