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いま現在「結婚のための資金を貯めていま〜す」、あるいは「貯めてました」っていう人、手をあげて! いるいる。いるんです。結構手をあげる人が。ニューヨークで働く女性なんて、みんな仕事の鬼でキャリア街道まっしぐら、だと思われがちですが、ここニューヨークにおいても結婚を人生の目標にしている女性は以外と多いです。
そんな彼女達の中には、いまの私は準備期間中の姿であって、真の人生は結婚後に始まるの。だからとりあえず今の自分に出来ることは“貯金”と“自分磨き”。家具や食器の購入も、“結婚したら一生ものを揃えるつもりだから”という名目で、とりあえずIKEAで購入。そして、帰国セールで激安家具を譲り受けたりしてるけど、これもとりあえずの間のためのもの。という考えのもと、“とりあえず”という枕詞がつきまとってしまっています。
でもあるとき我に振り返ってみると、「あれ〜?この家具ってもう何年ぐらい使ってるんだっけ?」「ゲっ。もうかれこれ○年じゃない。」「まあでも、きっと来年には結婚してるはずだから、あと少しのお付き合いだしね。」な〜んてことになってしまっているケースを目にすることもしばしば。
さらには、ペットを飼ったり、アパートを購入するなんてもってのほか、そんな事をしたら結婚時期がさらに遠くなっちゃうじゃないの。とまで考えている人も。そしてさらに、最近では、もう先にアパートを買っちゃおうかな、なんて考えたりして。あっ、でもいけない。こんなことを思うこと自体、結婚から遠ざかってる証拠じゃないの。あ〜あ、もう。なんて自己嫌悪に陥ったりしてる人もいるほど。でもまあそう考えてしまうのが女心ってもんですよねぇ。その気持ちは痛いほどよ〜くわかります。
そんな貴方に朗報です。不動産を買って、真の財産(だから、「リアル」エステートっていうんだろうねぇ〜)を結婚前に築き、自分の本当の価値を高め、それから結婚を考えるってのも、それなりに順序間違ってないんじゃないでしょうか。いえ、絶対にそうするべきなんです。アパートはいざとなれば売買(バイバイ)可能だけど、結婚はもっと重大な決断ですからね。後回しにしになってもそれはそれでバイバイしないつもりでもっと慎重にならないとねっ。
ということで、結婚のことはひとまず置いておいて、プチ・トランプな気分でオープンハウス巡りをしていると必ずぶち当たる最初の挫折についてお話ししたいと思います。それは素敵なお家を見学した日には、気分はまるでシンデレラ!だったのに、自分のアパートに帰った途端、あらまっ、またいつものパンプキンに逆戻り。名付けてシンデレラ症候群です。素敵なお宅を拝見した後はきまって「こんな素敵なお家に住んでいる人がいるなんて。ニューヨークには知らないところで素敵な生活してる人がたくさんいるんだ」ということを身をもって知らされます。そして自宅に帰るなり「いったい私は人生どこ見て生きてたの?バカ、バカ!○○子のバカッ!」と頭をポカポカたたいてしまいたい気持ちになるのです。
はっきりいって私、このシンデレラからカボチャへの気持ちの急降下を毎日体験しています。不動産エージェントのこの仕事は、自分としてはかなりエンジョイしてますが、素敵なお家を見た日には、家に帰ってホッと一息なんかではなく、「アレ?ここはどこ?私は誰??」の状態となり、頭のチャンネルを切り替えるのに、プロの私でも結構時間がかかってしまうありさま。
でも要するにここで私が伝えたいことは、「いざ物件を購入すると決めたなら、その時点で可能な限り最高の物件を購入しましょう」と言うことなのです。テンポラリーだから、結婚の際には買い替えるから、とりあえずこれで十分、という気持ちで物件を購入することは、IKEAの家具の時と同様に、気が付いたら本人の意思とは関係なく予想以上に長くお付き合いする羽目になってしまっていて、後で後悔することになりかねないからです。
とりあえずということで買った物件に、1年経ち、2年経ちという具合に、どんどんと住み続けてしまうことになったとき、なんとなく自分に言い訳しながら毎日生活していくなんて悲しいですよね。本来はもっと素敵な物件にも手が届いたはずなのに、「とりあえずと思って購入しちゃったら仕方ないのよねぇ、でもこれはあくまでも結婚までのテンポラリーな生活なのよ」って、自分を慰めてみても、誰も聞いてくれません。なのでそんな仮の姿とは即おさらばして、自分磨きプログラムの一環として、本当の資産を築き、自信の積み立てをするほうが得策ってものです。
では、オープン・ハウスに行き始めなんとなくどんなアパートの購入が可能なのかというイメージがつかめてきたら、今度は怖がらずに不動産ブローカーに連絡してみましょう。ここでポイントその1。いろいろなブローカーにコンタクトすれば選択の幅が広がると思いきや、実はそうでもないのです。一人のブローカーとの関係を密にすることにより、時間の節約だけでなく、なにかと得になることが多いです。例えば、いい物件が市場にでてきたときに他のお客さんよりも優先的に物件を紹介してくれたり、本人に代わって値段や条件の交渉をしてくれたり、という感じです。不動産購入はときにストレスになるような事もたびたびあり、それをブローカーが代理してくれることでストレスの削減になるなら、それをタダで使わない手はないですよ。ホント。使わなきゃソン。
そして購入してもいいなと思う物件が見つかり始めたら、いざオファーを出す時になってドタバタとならない為にも、気に入ったモーゲージ・ブローカーからプレ・クオリフィケーション・レターを用意してもらうことをお勧めします。これは、頼めば15分くらいでファックスしてもらう事が可能なものなので、前もって準備しておきましょう。あとはブローカーによっては特定のフォームを用意してあるところがありますので、もしあればそのオファー・フォームに、物件の住所や値段等は空白にして、残りの情報を記入して用意しておくというのも、いざという時にあわてずに済むのでお勧めします。
そして、これならいけるかも?!という物件を見つけたら、どんどんオファーをだしてみましょう!こんな事をいったら非難をあびるかもしれませんが、思い切って言っちゃいます。ふざけてオファーを出せと勧めているのではありませんが、オファーを出すのはお金がかからないので、そんなプロポーズをするときのように、慎重になる必要もなく、買いまーすというオファーを出して相手の出方を見てください。オファーしたい旨をブローカー、またはオーナーに伝える際に前もって用意しておいたオファー・フォーム、プレ・クオリフィケーション・レターを提示すれば、単に口頭であ〜だ、こ〜だというより真剣味が伝わり、ベターかと思います。
まさに、オファーを出すという行為は恋愛と似ているのですが、真剣味が先方に伝わらないと相手にされないという可能性があります。そうなると知らず知らずにマーケットからフェイドアウトしていくという恐れがあるので、全ての行動はあくまでも、誠実に。あまり感情的になったりしないで、できるだけビジネス・ライクに行きましょう。(まあこれは建前で、練習を重ねる事により冷静に事が進められるようになるはずです。でも最初は鼻息荒くなりがちですが・・・)
一般的に不動産の価格を見ると、Asking
Price(提示価格)というものがありますが、これはまさにオーナーがこれぐらいの金額をもらえたら嬉しいですという価格を提示しているだけなので、理にかなうのならばいくらでも交渉する事は可能です。交渉している間は常に購入する意思がある事を前提に話を進めていれば、相手に失礼な事ではないので、気が済むまで交渉する価値はあるかと思います。
それと同様、提示価格以上に実際の値段が上がる物件もあります。特に最近の不動産購入ブームにより、ちょっとした興奮価格または本人にしか理解できない、付加価値みたいなものがたまたまその不動産物件に付く事があり、どんなに気に入っていてまじめに取り組んでいても、あとから来て高くオファーをした人に譲らなくてはならない事があります。なので、これだ〜!と思った物件には少しくらい最初から高値を付けてオファーしても、おかしな事ではありません。せっかくみつけた物件を逃すか得るかは最初のオファーのタイミングとオファー内容にかかってくるので、絶対に逃したくないのならば付加価値をつけてオファーしてください。
物件を逃したときによく「この物件とは縁がなかっただけ」と勝手に自分を説得する傾向がありますが、そんな弱気になっていては何も気に入った物件を得る事ができなくなり、これじゃ〜、恋愛マーケットと一緒じゃないの〜。という事になりかねません。不動産の場合、縁があるかないかは、あなた次第。なので、シャイにならずに本当の自分でアタックしましょう! |